概要 Quick Overview
日本の時計会社
大時計・ホールクロックフランス製機械と日本の箱師による外箱の組み合わせが素晴らしい大時計。 |
蛎殻町時計工場明治10年代に東京日本橋の時計工場から創出された手工業的な味わいの掛時計。 |
播陽時計製造会社明治21年設立、日本時計産業の草分けの一人であるが資料が少ない幻の会社。 |
林時計・名古屋商事明治20年に杉ノ町に設立された名古屋時計製造業の鼻祖と言われる時盛舎が起源。 |
吉沼時計製造服部時計店や天賞堂と覇を競った時計商、早くから工場を設けて海外輸出にも成功。 |
大阪時計製造明治22年12月14日、京阪の有力時計商11名がボンボン時計製造を目的として設立。 |
京都時計製造明治23年10月に設立、国内時計産業で初めて動力として電力を使用。明治36年廃業。 |
大沢商会明治23年に設立した時計製造会社で、主に舶来機械を入れた自家製時計を製造。 |
渋谷時計製造所大阪府にて明治24年9月に設立、舶来時計を組立製造販売。 |
精工舎明治25年5月に東京市本所区石原町にて創業、同7月に掛時計の生産に成功。 |
水野・愛知時計明治25年、東橘町で水野時計製造所を創立、翌年明治26年に愛知時計に併合。 |
製時・鶏印・山田時計明治26年、清水町で製時合資会社を設立、後に河合時計、鶏印・山田との関連も。 |
江久保時計製造所明治26年、大阪で設立された小規模な時計工場。箱裏側には月と北斗七星の商標。 |
名古屋時計製造合資会社明治26年創立、小泉徳兵衛が代表者となり名古屋市塩町でボンボン時計を製造。 |
松下時計・日本時計明治27年に吉沼時計の技師長だった松下房次郎が大阪で松下時計製造所を設立。 |
加藤時計製造所明治27年、加藤周三郎が名古屋市で創立、大正7年譲渡し小栗時計製造所となる。 |
尾張時計明治27年創設、掛時計の他に時計の機械を流用した蝿取器を販売し大ヒット。 |
KOSEISHA明治20後半〜30年代、東京の時計会社であるが資料がなく詳細不明の謎の会社。 |
北出時計製造所明治27年、北出作治郎が西成郡今宮に設立しボンボン時計を製造。 |
明治時計明治28年設立、第二次世界大戦の空襲で工場は全焼したが、戦後は直ぐに復活。 |
SEIMEISHA精工舎も採用したS.ITO金箔塗装特許ケースとラベル、伊藤独自の組み立て時計か? |
岐阜時計製造明治30年8月に創立した岐阜市小熊町の一貫生産工場、著しく遺存数が少ない。 |
高岡時計製造合資会社明治30年10月に富山県高岡で竹村清平と有澤時計の有澤庄五郎が共同で設立。 |
杉山時計(岐阜)明治30年頃に岐阜に存在したが詳細は不明、製造は行わず組み立て販売か? |
小栗時計(富次郎)明治30年代に活躍した工場、尾張半田でウオーターベリーを参考に掛時計を製造。 |
森時計合資会社明治33年11月に名古屋市門前町289に創立、後に矢雲印時計となり、明治末に閉鎖。 |
堀田時計店明治30年代に組立時計で好評を博し、戦後はクラウン時計(クラウンファン)がヒット。 |
神谷時計明治36年に神谷鶴次郎が設立、特徴あるボンボン時計や屋上設置の四方時計を製造。 |
ハートエッチ精工所明治38年に小栗富次郎経営の工場を譲り受け東陽町に移築、掛時計を製造を開始。 |
佐藤時計・舘本時計明治40年に金城時計を佐藤時計製造所と改名。変わり掛時計の舘本も佐藤の製品。 |
小栗時計製造所大正7年、小栗信治が加藤時計を受け継ぎ小栗時計製造所としてアイデアル等を製造。 |
加賀屋商店大正10年頃クロックメーカーに参入、東京下谷でOEM販売の他一部自社組立を実施。 |
帝国時計戦前戦後の名古屋の会社ですが詳細は不明、JUKOSHA銘の製品もあり。 |
龍水社昭和23年に設立。賀川豊彦氏の教えを具現化した南信(長野県)の時計会社。 |
日本時計(岐阜)戦後に創業を開始した岐阜県関市の時計メーカー、中三針掛時計を製品化。 |
栄計舎大正14年8月18日に創業、高級掛時計専門メーカーとして夜光掛時計などを製造。 |
津田時計製造所昭和21年創立の名古屋のメーカー、目覚時計製造から開始し後に掛時計も製造。 |
高野精密工業戦後に製造再開された以降でリコー時計株式会社になるまでの間の製品。 |
敏工舎小菅時計店(名古屋)の取り扱っていたブランドのひとつと思われ、昭和6年創業、昭和8年解散。 |
農村時計製作所精工舎の疎開工場を譲り受け幾多の試練を乗り越えて昭和24年頃に極僅か掛時計を販売。 |
シチズン昭和28年にリズム時計と技術・販売・資本提携をする前のものと思われるスリースター。 |
(企画中) |
外形からの分類
変形型・特殊機構セミ時計、ふくろう時計、フクロ発声掛時計、前面傾斜額時計、バネ振子時計、など。 |
スリゲル型日本出来のヴィエンナレギュレーターと精工舎・その他国産各社のスリゲル型。 |
丸型・角型グレシャム・トーマス型と呼ばれる丸型の各種、四角や八角のグレシャムも含む。 |
八角型・船時計明治改暦と鉄道開通により、米国製を主体に輸入された。時計普及の先がけ的存在。 |
(企画中) | (企画中) |
独逸・米国の時計会社
NEW HAVEN(米)1824年に黄銅製機械の掛時計を完成し、1842年にアメリカ初の時計輸出に成功。 |
E.N.WELCH(米)1864〜ユニークな時計で有名だが日本にはあまり変わったものは輸入されていない。 |
ANSONIA(米)日本に入った初期のボンボンのラベルはアンソニア・ブラスアンドカパーカンパニー。 |
WATERBURY(米)1857年からコネチカット州ウオーターベリー市にて時計を製造し1944年まで続いた。 |
SETH THOMAS(米)1853年操業開始、町はその功績を称えて1865年に名前をThomastonに変更。 |
E.INGRAHAM(米)1860年に設立、IONICなどのバラエティーに富んだケースを供給して人気を博した。 |
JUNGHANS(独)国産箱の黒柿総彫ユンハンスから三尺スリゲルと呼ばれる人気の小型スリゲルまで。 |
(企画中) | (企画中) |
基礎知識
掛置時計の構造掛置時計の玉振、天府振アンクルエスケープントについて、懐中時計との差異を説明。 |
時間打装置並目覚装置掛時計の時間打装置と置時計の目覚装置の原理を詳細に解説。 |
修理と手入れ分解・検査・掃除・組立・注油、そしてケースの手入れまで。 |
メーカーと製造年代メーカーや製造年代を調べるうえで、重要な手掛かりとなる文字板のマークについて。 |
(企画中) | (企画中) |