1. 八角時計 概説
明治5年12月3日を明治6年1月1日とした改暦(太陽暦 - グレゴリオ暦)により、 江戸時代に用いられていた不定時法は廃止となり、時刻制度は定時法に切り替えられ、 一日の時の細分割は欧米式の時・分・秒とすることが定められた。 これにより、郵便役所、学校、町村役場、交番などの公的機関では西洋式の掛時計の設置が必要になった。
当時、掛時計の大量生産に成功し価格競争力があったのは米国だったため、 明治7年以降、米国よりアンソニア社製やセス・トーマス製の八角時計が輸入された。 駅逓寮はアメリカのセス・トーマスの八角時計を業務用掛時計に指定し、全国の郵便役所へ交付している。
八角時計の機械は、振子ではなくテンプ式(レバーエスケープメント)である。 振動で止まることがなく、船や汽車など揺れるものの中でも使用できるため、「船時計」とも呼ばれる。 国産品のレバークロックには「船舶に最適・・・」と書かれているものもある。
毎日捲テンプ振
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八角時計物語 |
駅逓寮 |
駅逓寮 |
アラーム付きセス・トーマス(米) |
新潟片桐時計店NEW HAVEN(米) |
ONE-DAY LEVERANSONIA(米) |
ライオン側ANSONIA 機械 |
船時計 No.287,288精工舎 |
夜光毎日捲一型 |
毎日捲ニ型精工舎 |
八日捲テンプ振
高級輪振 |
高級輪振 |
特製輪振 |
一週間捲 |
一週間捲 |
夜光一週間捲 |
鎖引標準時計 |
八日巻船時計 |
メリケンハートハートエッチ精工所 |
丸彫付天府振スタイナイト |
ASTRALSmiths English Clocks |
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