1. 十二吋飴丸 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
明治30年代初期 |
Dial, 12 Inch. Height, 19 Inch. |
8 Day Strike |
この時計は、精工舎のグレシャム型の初期のタイプと考えられるものです。 明治20年代にはグレシャムはなかったようですので、時代は明治30年代初期でしょうか。
木枠は後年のものと比較して幅が広く、刷毛目の模様が入っています。 刷毛目の模様は地の凹凸を均すあるいは色を整えるために漆喰か胡粉で下地処理してあります。 底全体が開閉し、振り子室の扉になっています。 掛け金は幅広型。
ペイント文字板、ロゴは登録商標の丸Sや扇Sではなく、筆記体で「SEIKOSHA」という面白いものです。 明治35年位になるとロゴも決まってくるようですが、大型の文字板についてはいろんな用途によってロゴの変遷があったようです。 機械は地板の角が丸くない古いタイプです。
写真提供:Konさん