1. 八吋張四ツ丸
資料 1
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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江久保時計製造所(大阪市) | 明治26年から30年頃 |
文字板八吋 全高 48cm |
八日持、打方付、ペイント文字板(張替えられている) |
江久保時計製造所は、明治26年11月に時計商 江久保庄兵衛が大阪市南区大宝寺町中ノ町に設立した小規模な時計工場である。 大阪時計で職長をしていた上月宗七が参加している。
大阪の製造会社の大阪時計製造会社、渋谷時計製造所、北出時計製造所、江久保時計製造所、松下時計製造所、日本時計株式会社、 杉山時計工場のなかでも時計の製造数が少ないため、製品・会社の歴史ともにはっきりしない点が多い。
八吋張四ツ丸のこの時計には、修理歴として明治三十七年五月二八日の墨書がある。
機械
地板刻印の拡大S.EKUBO.SEIZO |
振子室ラベル
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二重五つ星の中にEとSを重ね合わせた商標です。
振子
資料 2
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写真提供:Jimmyさん
当時の新聞広告
掛時計だけでなく置時計も製造していたことがわかります。 また、京都三条の豊田時計店が京都一手販売を引き受けています。 模様入金丸時計の意匠特許とあり、特徴ある製品として確認が待たれるところです。
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