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スリゲル型 精工舎

8. 富士 【精工舎】

第一八五號 富士

黒柿張
一番下につくギボシ欠落

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
(東京市本所区柳島町)
明治44年〜大正12年
(関東大震災まで)
焼エトウ五吋半
全長72cm
黒柿張
十五日保持打三十分打、交函付(香箱入りゼンマイ)

お次は「富士」です。
明治44年3月29日にパリー、ベルリンと一緒に意匠登録された初期新型スリゲル三羽烏の一つで、 同期のスリゲルの中では一番数が少ない珍品です。
ヨーロッパ的なスタイルと黒柿張りそして扉の黒の回し縁が効いています。 箱の四角い扉が全部開くタイプが多い中、これはカマボコ型の扉が窓のように開くユニークなスタイルで異色。 扉の中のビートインジケーターの横に「意匠登録第6368号」の小さい金属パネルがはめ込まれています。

カマボコ型の扉が開く

意匠登録第六三六八号 フ

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