10. ヒサゴ 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 (東京市本所区柳島町) |
大正初期〜大正12年(関東大震災まで) |
焼エトウ五吋半 丈 二尺四寸 |
黒塗 十五日保持打三十分打、交函付(香箱入りゼンマイ) |
ヒサゴはひょうたん・瓢のことで、人気のあるタイプです。戦後はバイオリン型とも呼ばれるようになりました。
製造開始は、初期新型スリゲル三羽烏の後で大正に入ってからと思われます。 精工舎のカタログで確認の出来た最初は大正2年7月で、第一八九號「パリ」の隣に掲載されています。 関東大震災まで販売されており、大正12年の7月のカタログでは、まだパリ、ベルリン、ヒサゴなどが載っています。
ケースは黒塗りで、全長は72cm。 文字板、振り子とも焼エトウ(琺瑯)。 金属製メッキビートスケールが付いています。
十五日巻機械
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当時のカタログより
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この頃になるとローマ数字、アラビア数字(2種)の色々な文字板があったようです。
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