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スリゲル型 精工舎

22. 座敷時計各種 【精工舎】

ライン

No.190 ライン

昭和初期

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
精工舎
(東京市本所区柳島町)
昭和初期 文字板五吋
丈 一尺八寸一分
木地又はマホガニー塗、 十五日巻、交函付、三十分打

昭和初期のライン、座敷時計です。

大正時代の震災前までは高級な座敷時計シリーズのラインナップが充実していましたが、 昭和初期になると八日巻スリゲル掛時計機械(裸ゼンマイ)を用い、箱のデザインは長四角を主体としたシンプルなものが多くなります。 時計の普及と共にデザインへの拘りが薄れて来たのでしょうか、当時のカタログには組合(くみあわせ)スリゲルという名で、 時計店に三種のデザインを取り混ぜ販売する形態も出てきて時計の一つ一つに製品名が付かないケースも出てきました。 ラインは、そんな背景の中、わずかに継続された座敷時計シリーズのひとつです。

座敷時計の文字板は、大正時代は焼エトウでしたが、後に金属の銀色文字板になり、この頃(昭和初期)にはセルロイド文字板になりました。

機械と振子

十五日巻座敷時計機械

各部のクローズアップ

文字板

セルロイド文字板五吋

掛金、破風飾鋲、ビートスケール

カタログに見る小角丸の変化

昭和8年カタログ

昭和12年カタログ

ラインは一番左

針や文字板が時代により少し変わっています。

小型の座敷時計 昭和の新シリーズ

No.202 小角丸

銀色文字板五吋半
(昭和初期)

No.224 さつき

銀色文字板五吋半
(昭和初期)

No.225 井筒

白色金属文字板五吋半
マホガニー塗(昭和初期)

ふくろう=井筒の破風飾り

No.226 ひかり

銀色文字板五吋半
(昭和初期)

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