5. 黒柿二尺頭丸絵硝子スリゲル 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 (東京市本所区柳島町) |
明治35年頃〜明治末頃 | 高さ二尺四寸四分、五吋文字板 | 八日巻き機械、裸ゼンマイ |
明治35年のカタログに掲載されている初期のスリゲル。 ドイツのユンハンスに似たような格好がありますが、 もともとはアメリカ製ヴィエンナレギュレーターのデザインから生まれた形のようです。 精工舎製だけあって、なんとなく和の味付けを感ますね。
黒柿に硝子絵、そして頭部の飾りとオリジナルの姿を保った貴重な存在です。 製造年代は、掛け金の形が肩張り幅広型であることから明治30年代前半期でしょうか。 大正2年のカタログでは、第73号のナンバーを引き継いでいるものの「黒柿小スリゲル」という名になり、 Rの両側下部にギボシがついてモデルチェンジしています。
写真提供 Konさん
機械と振子
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機械は数取車が打ち方二番車上、地板の角は丸型。
当時のカタログより
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文字板は普通のとファンシーダイヤルと二種類あったようです。
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