27. チンチャン打 中スリ1号 【S.MIZU】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
メーカー不明 (名古屋市) |
昭和初期 |
高さ60cm 幅26cm 奥行き15cm |
14日巻き 打方調和器 段付金属文字板 当時の値段:18円(昭和9年吉田時計店詳報より) |
「鐘が鳴らないので飾りにでもすれば〜」と売主に言われて骨董市で買った時計。
激安の六百五十円!
開けてみたら打方のコハゼという部品のスプリングが折れていたためゼンマイを巻くとびょょーーんと戻っ
てしまう状態でした。スプリングが折れたときに勢い良くゼンマイが解けてケース横の硝子に激突したのに
奇跡的に硝子は無傷、横の硝子はケースに溝を彫って組立時に嵌め込んであるので、もし割れていたら修復できなかったと思います。
コハゼのスプリングは折れたものを取り除き、ホームセンターで100円でピアノ線を買って作り、はめこみました。
鐘は戦前物では珍しく二本の棒をたたいて鳴らします。二本同時ではなく一本たたいてから少し間をお
いてもう一本たたくので「チンチャーン」という音。時計も精度よくなかなかいい買い物でした。
文字板にS.Mizuとあり、機械には製造元を示す刻印はありませんが、 この時計の製造元は名古屋の三工舎と思われます。
当時のカタログ
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こちらは文字板が平らのようですので段付の文字板の方が若干古いのかも知れません。
追加情報
この時計とまったく同じ仕様で、文字板に "DIAMOND" とある時計の存在を確認しました。 販売会社の意向に合わせてブランド名を印刷し納品していたのでしょうか?
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