6. 新以太利亜(イタリア) 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 (東京市本所区柳島町) |
明治35年頃〜大正12年(関東大震災まで) | 高さ二尺五寸、六吋文字板 | 八日巻き機械、裸ゼンマイ |
明治35年のカタログに掲載されている初期のスリゲルのひとつですが、 写真の時計は明治41年頃に若干モデルチェンジされた仕様のものです。 機械は、ボンボン機械、裸ゼンマイ、八日巻。振子はオリジナルであるか不明です。
黒彫・・、黒柿・・、黒塗・・、と側の仕上げと大きさで時計の名前をつけることが一般的であった中、 この時計は「新以太利亜(イタリア)」と国の名前の付いた異色の存在でした。 米アンソニアなどが時計に国や都市の名前をつけていたものを真似たものと思いますが、 このネーミングセンスは国内でも好評となり、座敷時計における世界の都市シリーズ(ベルリン、パリ など)が誕生したのかもしれません。
写真提供 wai-waiさん
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八日巻機械
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当時のカタログより
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