13. TOKO-SHA 白支目覚時計 【東光舎】
戦後
|
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
東光舎 (名古屋赤萩町東光舎時計工場) |
昭和21〜26年頃(MADE IN OCCUPIED JAPAN) | 本体直径 11cm | 毎日巻き、目覚付、ケースは真鍮、裏蓋は鉄、セルロイド文字板 |
東光舎は大正8年8月に矢島源次郎が名古屋市東区赤萩町で創立、
目覚を専門に製造していましたが昭和24年に廃業しています。
そこそこの期間、目覚を製造していたことになりますが現物はあまり目にしません。
この時計は、時方のゼンマイが巻けない不良品として紙箱に入ったまま未使用状態で眠っていました。 箱には何も印刷されていません。ただの厚紙の箱です。 不良具合はゼンマイが切れていたわけではなく、鍵の加工精度が悪いので時一番真とかみ合わない状態でした。 しかーし、これは打方と時方の鍵を交換するだけで解消できました。
機械
機械はノーマークでトレードマークも何も刻印ありません。
文字板
文字板は6時下に「MADY BY CLOCK OC. LTD. MADE IN OCCUPIED JAPAN」とあります。
CLOCK OC. LTD.
↓
CLOCK CO., LTD.
の間違いではないかと思われますが、なぜTOKOSHA(東光舎)としなかったのかも不思議ですね。
戦前 数回打
|
こちらは数回打タイプ、文字板は紙文字版です。 昭和13年の修理履歴があり、時代は戦前。 目覚ましの時刻をセットする針が文字板になく、背面にあるのが特徴的です。
機械
文字板
|
輸出用カタログからの抜粋
輸出用のカタログの抜粋ですが、「TOKO-SHA BABY ALARMS」とあります。 機械を見ると目覚のベルを叩く打ち玉が上にありますので、「ヘソ形目覚」と思われます。 他にどんなタイプがあったのか興味深いところです。
PR
前頁 ・ 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 22 / 23 / 24 / 25 / 26 / 27 / 28 / 29 / ・ 次頁