25. 第廿五號小型上平金(柳島工場製)
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| メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 | 
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| 精工舎 (東京市本所区柳島町) | 明治30年代後期 | 文字板八吋 全高48cm | 八日持 打方付、 ペイント文字板(鍵Sマーク、印刷)、 鍵S商標登録マークラベル | 
平金と呼ばれるオーソドックスな古いタイプのケースで、こちらも杢引き塗装が施されています。 機械は一つ前の中型木目花のダブルマークラベルと同様に扇S機械類似の数取車が下に付くタイプです。 掛け金が替わり、四角の肩張りタイプから細長2本木ネジになっています。 (このタイプの掛金は主にメダルラベルの時計に使われています。)
|   機械数取り車は下の一番車の上、刻印ナシ |   掛金細長2本木ネジ型 | 
振子室ラベル(鍵S商標登録マーク)
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ラベルは扇S同様な六角ベース型飾り枠の中に同様な書体で鍵Sマークが入り、その上に「標商録登」の文字があります。
これも比較的数が少ないラベルです。
前述のように、鍵Sのマークは明治33年1月に商標登録されますので、このラベルの時代はそれ以降であり、
また、掛け金が新しいタイプに変更になっていることから、このラベルも扇Sラベルが進化変種したものでしょう。
この辺からハノイの万国博(明治35〜36年)受賞ラベルと微妙に絡んでくるものと思われ、
明治35年〜40年頃のカタログの少ないこともあって考証が難しくなっています。
ダブルマーク、鍵S商標登録マーク、ハノイの受賞ラベルのはっきりとした時代資料をお持ちの方はご協力をお願いします。
少し古い時代の「上平金」
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