23. 金時(金太郎) 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
昭和9年11月発売 |
高 六寸三分 幅 六寸 文字板ニ吋半 |
毎日捲きビー機械、アンチモニー側、 五円二十銭(山田時計店商報、昭和10年7月精工舎製品定価表より) |
「足柄山の金太郎〜♪、熊にまたがりお馬の稽古・・・」唱歌「金太郎」(明治33年、石原和三郎作詞、田村虎蔵作曲)
製品名の「金時」は、平安時代の武士、源頼光に仕えたとされる四天王の一人の坂田金時のことと思われます。
坂田金時の幼名が「金太郎」です。
金太郎さんの定番スタイルは、熊、鹿、猿などの動物を従え、腹掛けを掛けて、まさかりを持つ!ですが、
この金太郎さんもお約束通り、腹掛けを掛けてまさかりは足元にあります。動物はどこへいったかな〜?
この時計は、「精工舎掛置時計・新製品 昭和9年11月発行号」に掲載されていますので、 この時期に発売されたことが確認できました。 また、昭和10年の山田時計店商報では価格を見つけることができました。 戦前のわずかな期間だけ作られた製品ですね。 五円二十銭の値段は毎日捲きビーの時計の中では一番の高級品と言える部類です。
当時のカタログ
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