8. 両鈴目覚 RIGHT 【英工舎】
資料 1
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裏蓋は鉄に銀色塗装 |
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メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
鶴巻時計店英工舎(東京) | 昭和初期頃 |
本体直径11.5cm 高さ17.5cm 文字板径三吋半 |
毎日巻き、目覚付 Brass Case Nickeled (真鍮胴ニッケルメッキ) 紙製文字板 |
こちらの時計の文字板は、コマ印の商標の替わりに「RIGHT」とあります。
天輪が真鍮ではなく安っぽい合金でできているなど粗雑な造りであることから、
時代は戦後昭和20年代のヘソ目終焉期の製品と言えます。
右写真は両鈴ではない普通のヘソ目の「RIGHT」の文字板裏の修理履歴ですが、
最初の修理が昭和21年10月で最後が29年3月となっています。
英工舎の昭和22年の目覚時計の生産実績は、月産2,000個で、精工舎と比較すると十分の一以下の製造数ですから、 この時計の生産数は多くなかったと考えられます。
![]() 機械地板にはトーチマークなし |
![]() 修理履歴
昭和21年10月〜29年 |
資料 2
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二台目を入手しました。見た目は資料1と同じ。取っ手の取付が普通の六角ナットになっていますが、おそらく後年に紛失して交換されたのだと思います。(資料1がオリジナル)
機械は地板の表面にボツボツの加工がしてあります。また左上に不思議な刻印があります。 やはり英工舎を示すものはどこにもなく、"MADE IN OCCUPIED JAPAN" と入れることに抵抗があって、わざと製造メーカーをわからなくしたのだろうか?と考えてしまいました。
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資料 3
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三台目を入手しました。見た目は資料2と同じ。 機械にも文字板にも商標名はありません。
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