9. 両鈴目覚 【津田時計】
資料 1 紙文字板
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メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
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津田時計製造所(名古屋市外守山町小幡) | 昭和21〜26年頃(MADE IN OCCUPIED JAPAN) | 本体直径11.5cm、高さ18.0cm、文字板径三吋半 | 毎日巻き、目覚付、Brass Case Nickeled(真鍮胴ニッケルメッキ)、紙製文字板 |
遅まきながら津田時計も戦後になって両鈴を販売していました。 津田時計は戦後の昭和21年創立なので、ヘソ形目覚ましは製造していないだろうと思っていましたが作っていたのですね。 両鈴が存在するということは普通の単鈴もあると考えられますが、今までに現物や資料でその存在を確認したことはありません。 文字板の6時下には、「MADE IN OCCUPIED JAPAN」とありますので、製造年代は昭和21〜26年頃です。 針のデザインが特徴的です。
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機械に津田時計の刻印はありませんが、自社製機械と思われます。 打方にはゼンマイがほどけるとアラームを停止する簡易的な機構がついています。 天輪は外周に凸凹がありますが、精工舎はこのタイプは大正時代でやめています。 塵除けがついてこの時代にしてはとても丁寧に作ってある印象です。
資料 2 セルロイド文字板
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文字板がセルロイド製のものが見つかりました。 文字板以外は資料1と同じ仕様です。
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機械はコンディションは悪くありませんが、何故かヒゲぜんまいとヒゲ保ちが欠品していました。 別の目覚ましの部品を加工して取り付け、きちんと精度がでるようになりました。
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