7. コマ印 両鈴目覚 【英工舎】
メーカー | 製造開始年 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
鶴巻時計店英工舎(東京) | 昭和初期頃 |
本体直径11.5cm 高さ17.5cm 文字板径三吋半 |
毎日巻き、目覚付 Brass Case Nickeled (真鍮胴ニッケルメッキ) 紙製文字板 |
んー、珍しい、程度もいい、格好もいい、三拍子揃ってます。
でもまだ手入れしていないのですぐに止まります(笑)
両鈴目覚は昔の広告をみると「ノギアラーム」と読み仮名がふってあります。
欧米の呼び方と思われますが意味は不明です。
裏蓋の内側に鉛筆でひとつだけ修理履歴が書き込んであるのですが、残念ながら読み取れません。
時代は、精工舎の「 NO.910 扇印ヘソ形両鈴目覚」と同年代と思います。
機械は精工舎の扇印に良く似た小さめのもので、英工舎のトーチマーク(聖火?)があります。
精工舎がそうであるように、この「コマ印」の英工舎も○にTSUマークに対して廉価版の位置づけの製品と思われます。
鈴がひとつの一般的なヘソ目は、脚二本+鈴の柱一本=計三箇所でゴトクにネジ止めされていますが、
この時計は、脚二本+鈴の柱二本+鈴のストッパーのネジ一本=計五箇所で固定されているので
とてもガッチリしています。
後姿の画像に見える丸い穴空きタイプの巻き鍵は英工舎の特徴です。
文字板のデザインが違うタイプ
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コマ印の商標 |
こちらは文字板のデザインと針の形が若干異なる仕様です。
上と同じ機械ですが地板に英工舎のトーチマークの刻印はありません。
上の時計より、少しばかり時代が新しいと思われます。
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