5. 角形オルゴール 桔梗印 【名古屋商事】
メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
名古屋商事株式会社 (名古屋)
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昭和初期
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高 五寸
巾 四寸三分
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毎日巻き、オルゴール付(曲譜 : 靴が鳴る)、
真鍮蓋ニッケルメッキ側、
桔梗印
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名古屋商事の角形オルゴール置時計。
商標は、林時計の時代から引き継いだ桔梗印を使用しています。
文字板はアルミで、これは名古屋商事の特徴のようです。
名古屋商事製の置時計は数が少ないので、角形オルゴール置時計はこれが初めての確認になりますが、
オルゴールについて興味深い発見がありました。
オルゴールの曲譜は精工舎製にもある「靴が鳴る」、製造メーカーは、スイスのメルモードフレールです。
メルモードフレールのオルゴールは精工舎も明治から大正にかけて搭載していました。
この時計の製造年代は、おそらく昭和初期頃。
同じ頃の精工舎や高野の製品に搭載されているシリンダーオルゴールは、皆無印のようですので、
この時計は時計本体より古い時代に製造されたオルゴールを搭載しているような気がします。メルモードフレールの在庫処分品?(笑)
機械
シリンダーオルゴール
MERMOD FRERES 製
☆とその中に○の刻印
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靴が鳴る
おててつないで
野道を行けば
みんなかわいい小鳥になって
歌をうたへば靴が鳴る
花をつんでは
おつむにさせば
みんなかわいい兎になって
はねてうたへば靴が鳴る
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当時のカタログより
桔梗印 角形目覚
No.108A
ニューム支 (アルミニューム支)
昭和12年11月15日発行12月号
名古屋商事株式会社通信販売部発行
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桔梗印 支三吋半 ニッケル側
No.108B 目覚 / No.108C 時打
セルロイド文字板
昭和12年11月15日発行12月号
名古屋商事株式会社通信販売部発行
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