14. ヘソ形目覚 【ロンバッハ合名会社】
資料 1
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
輸入販売:ロンバッハ合名会社 時計製造:BADISCHE UHRENFABRIK (ドイツ) |
明治後期(推定) | 本体直径11.0 p |
毎日巻き、目覚付 真鍮胴ニッケルメッキ枠(Brass Case Nickeled) 紙製文字板 |
ドイツのBADISCHE UHRENFABRIK
鋳物のゴトクに固定された機械は、小型ですが、天輪はドイツらしくしっかりしたもので、ヒゲは鉄ヒゲです。 地板に刻印はありません。 文字板はブリキ板に薄い紙を貼り付けたものですが、変色が少なく比較的良い状態で残っています。 文字板の月にBの印の商標は、1890年にドイツで登録された古いタイプのものです。 鈴の柱と目覚ましのストッパーを押さえるためのスプリングはほとんどが鉄製ですが、この時計はどういうわけか柱・スプリング共に真鍮です。
文字板
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機械
![]() 文字板側 |
![]() 裏側 |
機械の四隅の柱のうちの二本が長くなっていて、機械は六角ナットでゴトクに固定します。 打方が若干合理化されており廉価版の機械かもしれせん。
資料 2 花の商標
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こちらは明治39年7月26日登録の花の商標バージョンです。 時代は資料1とほぼ同じか若干古いかもしれません。
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打方が合理化されていない通常の機械です。 ゴトクの出来のふにゃふにゃさや、打方の巻き止めの形状が、資料1より古いと感じるところです。
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