6. 木胴毎日巻目覚付 【JUNGHANS】
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
ユンハンス (ドイツ) |
大正期? | 高さ 23cm(環の上縁まで) | 毎日巻き、目覚付、 木胴 |
精工舎がお手本にしたと思われるユンハンスの「木胴毎日巻目覚付」です。
精工舎製はいくつもの木を貼りあわせて丸い木胴に仕上げてありますが、こちらの木胴は一見一枚板をくり貫いた感じに見えますが、 実際良く見ると二つの脚の部分に切れ目があり、恐らく曲げわっぱのような製法で二枚の板を湾曲させ、 それを合わせて丸い木胴に仕上げていたと思われます。 そのためか、胴の溝はとてもくっきりしています。脚も凝った造りで彫もかわいらしく、さすが元祖の貫禄です。
文字板は白い部分が艶々しているので焼干支のように見えますが紙製です。
表面に透明の艶がでる加工がしてありますので高級感があり、汚れもつきにくいようです。中央は金色の金属板です。
文字板には製造国やメーカーを表すものはひとつもありません。
機械にはユンハンスの商標と"B08"の刻印があります。基本部分はヘソ形目覚と共通のようです。
文字板と機械
白い部分は紙製 |
地板に商標と"B08"の刻印がある |
明治頃のカタログより
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