1. ヘソ形目覚 【KIENZLE】
資料 1
メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
KIENZLE(ドイツ)
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大正後期〜昭和初期
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本体直径11.0 p
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毎日巻き、目覚付、
真鍮胴ニッケルメッキ枠(Brass Case Nickeled) 、
夜光文字板
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比較的高級な掛け時計や置き時計で有名なキンツレのヘソ目です。
でっかい鈴が特徴ですね。
ドイツのユンハンスやキンツレにはこういった不思議な格好の鈴を乗っけたタイプがあります。
国産とアメリカ製ではほとんど見られません。
鈴の音は、通常の薄型と比較して余韻がある、ちょっと優雅な感じです。
文字板は24時間と思ったら、普通の12時間が夜光で書かれているだけでした。変なの・・・
裏の鍵はキンツレのトレードマークの形。
文字板裏に昭和29年の修理履歴があるので、国内で販売されたものと思われます。
資料 2
こちらは、普通の鈴のタイプ。
だいぶ薄汚れていますが、機械は国産品よりしっかりできていますので天芯研磨により生き返りました。
歯車もしっかりして天輪も国産よりずいぶん大きく、機械を洗ったら地板も金色にピカピカ輝いて洗っていて気持ち良かったです。
唯一気に入らないのはゴトクと地板が取り外せないこと。
六角ナットで取り外し可能にしておいて欲しかった!
文字板裏に昭和19年9月25日¥2.00−と鉛筆書きがあります。
舶来品だからなのか修理代が2円!これは当時としては高い修理代だったのでしょうね〜
当時の広告
独逸キンツル会社製(高級品)
奈良保険堂商報 大正13年11月号より
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