15. 一週間捲一型乙 【精工舎】
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メーカー | 製造開始年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 (東京) |
昭和初期〜20年頃 |
外径 19.5cm 厚さ 6.5cm |
一週間巻、打方ナシ、 面取硝子 |
高級輪振(HIGH PRECISION)機械を搭載した、艦船用時計。 No.1700 高級輪振五吋丸をヘビーな使用に耐えうるようにしたものです。 ケースはオールアルミ製、硝子蓋はロック機構を備えていますので、震動では絶対に開かず、 ケース横のボタンを強く押してロックを解除しないと開きません。
文字板には「一週間捲一型乙」とあります。 「一週間捲一型(乙の付かないもの)」といえば、国産唯一の鎖引き時計ですが、 乙(セカンドクラスの意でしょう)が付くと、超高級から一段下がって HIGH PRECISION の機械だったということです。 とは云え、この時計も当時の掛時計が何個も買える高級品であったはずです。 正面から見た感じは、乙も乙なし(鎖引き)もほとんど一緒ですが、 乙のほうがケースの厚さが5センチほど薄く硝子扉を含め6.5センチほどですので覚えておいて損はないと思いますヨ。
文字板
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6時位置外枠に「横航 E251」との刻印があります。 銀色文字板の縁には、スタンプで錨のマークと○にトのマークがあります。
一週間捲機械
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脱進機周りは真鍮のカバーで覆われていますが、カバーを外すとご覧のようなチラネジ付き切テンプ顔をだします。 天真はしっかりした造りなので、耐久性がありそうです。 最初クロック用のオイルを注したら調子がでなかったので、ケチらずにウオッチ用の質のイイものを注してやってください。(笑)
海軍特別大演習
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この絵葉書は時計と直接的な関係があるものではありません。
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