7. ONE-DAY LEVER 【米国ANSONIA】
八角型木枠 OCTAGON WOOD CASE.
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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アンソニア(米国) | 明治〜大正 | 直径21cm | 毎日巻、 テンプ式、 打方付 |
トーマスやニューヘブンと並んでレバークロックを量産していた、米国アンソニア製の八角時計。 毎日巻きなので文字板が傷みやすく、補修用の紙文字板が貼られているものがほとんどですが、 この時計はオリジナルの文字板のままです。 機械は、先のニューヘブンと同様に時打ち付きです。
アンソニアも時打ちなしも製造していましたが、 日本では和時計や時の鐘の影響で時刻(時計)は鳴るもの?という意識が有ったのか、 時打ちなしの片側時計は、駅逓寮以外ではほとんど使われておらず、一般販売用には輸入されなかったようです。 新橋横浜間に使われた鉄道八角も時打ち付きですし、交番時計も同様のようです。 一部の鉄道や郵便業務の業務用時計だけが片側時計だったようです。
背板のラベル
機械
写真提供 ペガサスさん
丸型真鍮枠 BRASS CASE.
この時計はケースが違うだけでその他は基本的に上の時計と同じです。裏の印刷は真中がかろうじて読み取れます。
YOKOHAMA・・・とありますので、横浜の商社が輸入販売した時計でしょうか?
焼け具合からして柱に掛っていたのでしょうね。大きさは、直径28.5cm、厚8cmです。
アンソニアのカタログより(ANSONIA CLOCK Co. 1886/7)
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OCTAGON R.C. LEVERが一番多く輸入されたタイプでしょうか。
ONE DAY TIME が日巻 時打ちなしです。STRIKE が時打ち付です。
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