13. EIKOSHA 2 1/2 裏B目覚 【英工舎】
@ TSUマーク |
A EIKOSHAマーク |
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
株式会社鶴巻時計店英工舎 EIKOSHA |
昭和20年代 | 本体直径7.4cm | 毎日巻、 目覚付、 真鍮枠ニッケルメッキ、 裏蓋は鉄製、 金 600円(プライスタグより) |
三つ一緒に仲良くでてきました。
紙箱に入って一応未使用のようです。打方のゼンマイが外れていたり、ヒゲ持ちがグラグラしていたりと
機械が少し調子悪かったので時計屋さんが販売できずにそのままになったと思われます。
すこし部品取りした形跡があり、黒干支は長針がありません。
しかし、使っていないだけあって状態は抜群によいのでちょっと手を掛ければすぐに元気になります。
未使用というだけでなく、
@白干支TSUマークA白干支EIKOSHAマークB夜光黒干支TSUマーク、と三つそれぞれ文字板が違いとても
貴重な資料と思います。
白干支の二つには、600円のプライスタグがついていました。時計を包んでいる紙は茶色の無地のものと
「MATSUZAKAYA」の包装紙の二種類です。
夜光タイプ
B 夜光黒干支 TSUマーク 短針欠品 |
こんな形で出てきました |
2 1/2裏B目覚
昭和24年カタログより |
上の画像は昭和24年の卸値の資料です。
同じサイズで、英工舎、東京時計、東洋時計とあます。
絵は英工舎の目覚のようです。
夜光で値段を比較すると、
英工舎 430円
東京時計 530円
東洋時計 530円
品物はさほど変らないのに、英工舎の安さが際立ちます。
戦後の英工舎の社員は給料代わりに時計をもらい、それを売り歩き現金に換えていた時代もあったようですから、 思いきった販売戦略だったのでしょうか?
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