11. ドームウラビー 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
昭和初期 |
高 三寸六分 巾 五寸五分 文字板二吋半 |
毎日巻、 鼠石、 金 四円八十銭(昭和十二年 精工舎カタログより) |
沢山あるウラビーシリーズの中でも数少ない石枠の「ドームウラビー」、戦前の僅かな期間のみ製造されたようです。
精工舎の昭和12年のカタログを見ると、石枠のウラビーは、「No.880 ノーブルウラビー」と「ドームウラビー」があり、
「ノーブルウラビー」は一種類ですが、「ドームウラビー」は石枠の種類が三つあります。
- No.877 ドームウラビー鼠石 (写真の時計)
- No.878 ドームウラビー黒石
- No.879 ドームウラビー黄石
コンパクトな石枠で目覚付きは、国産他社を見ても他に例は少ないと思います。 戦前の置時計全盛期に勢いにのって製品化されたものの、 戦後はベークライトやプラスチック枠などの軽くてカラフルな時計が流行となり、出番がなくなってしまったのかも知れませんね。
当時の資料より
NO.877 ドームウラビー 鼠石 |
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