9. 麻雀ウラビー、他 【精工舎】
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立てかけ式の角形ウラビー。この形は昭和初期に流行したようで一般的には「スタイル形」と呼ばれ、文字板のデザインが豊富です。
精工舎ではウラビーの機械を用い、二寸九分角の小さいほうを「角形ウラビー」、三寸七分角の大きいほうは文字板のデザインを
名前につけています。
右の時計は麻雀柄で「麻雀ウラビー」。残念ながら退色してますがなかなかの珍品です。
共通する特徴は、面取ガラスに真鍮枠、裏蓋も真鍮製。立てかけ用の折りたたみ式の脚も真鍮のようです。
一般的なウラビーの裏蓋は鉄製で錆びでメッキがボロボロになりがちですが、このシリーズは錆びません!
機械はどちらも打ち方の取り付けネジが一般のウラビーとは反対です。このシリーズの特徴なのか、時代的にたまたまそのように
仕様変更されたのかは写真の二つしか見ていませんのでなんとも言えません。
精工舎 昭和8年5月カタログより
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