8. 満月ウラビー 【精工舎】
資料 1
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
昭和5年発売 | 外径 三寸八分(11.3cm) | 毎日巻、 セルロイド彩色絵入エトウ、 真鍮枠、 金 三円五十銭(昭和八年 精工舎カタログより) |
ネーミングが素敵です。「満月ウラビー」
このシリーズでは、本体が角形のものが「角形ウラビー」「月光ウラビー」「花束ウラビー」「麻雀ウラビー」等8種類確認できていますが、
丸形はこの時計だけのようです。
文字板はセルロイドで中央が花柄になっています。 下の写真をご覧くだい。たいへん珍しい信太時報の原色版カタログです。 現在では文字板の色が褪せていますが当時はこの原色晩カタログのようにもっと鮮やかだったようです。 枠と裏蓋はともに真鍮製で表面に金色のメッキのような加工がされています。 普通のウラビーもアンチモニー枠のウラビーもいずれも裏蓋は鉄にメッキですので裏蓋を含め真鍮製のその姿は独特の味わいがあります。 硝子は面取です。 文字板のどこにもメーカー名がなく、見た目は精工舎とわかりません。 東洋時計にとてもよく似たデザインのものがありますが東洋はきちんとトレードマークが入っていますし、目安針がついているので容易に判別できます。
資料 2
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資料1と仕様差はありません。 セルロイド文字板の色褪せが少なく、背景の黒、花の赤や白色がくっきりしているため、 花が浮き出た感じで平面ながら立体感を感じる満月です。
当時のカタログより
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