13. 美術陶器 【東洋時計】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
東洋時計 (東京) |
昭和初期 | 高さ 三寸八分(11.5cm) | 毎日巻ビー機械、陶器枠 |
色絵磁器の側(枠)に日巻きの機械が納まった珍品です。 鮮やかな色彩で描かれた天女が色っぽく、派手な色彩です。 側に更紗風な洒落た唐草模様が廻り、裏には金彩で「延壽」と有りますので何らかの長寿を祝う記念品を意識した製品かも知れません。
天女は日本各地に残る「はごろも伝説」として有名ですが、 そのルーツは6世期の仏教伝来とともに入ってきた飛天のモチーフから取られ発展してきたものでしょう。 その起源はインド仏教の創成期に有るようです。
磁器枠の底には、日ノ出にRSとMADE IN JAPANのマーク入り。
東洋時計の昭和4年カタログには、「美術陶器 No.141錦絵羽衣」と掲載されています。
今津時計定価表の昭和4年7月号にも、類似品が「陶器蒔絵」と出ていますが、
蒔絵という言い方は誤解を招きやすく、絵付け磁器と見受けます。
ガラスより割れやすく残っているものが少ないのかも知れませんが、これは状態が抜群で色気ムンムン?
延寿万歳!(意味不明?)です。
![]() 後ろ姿金彩で「延壽」 |
![]() 底日ノ出RSとMADE IN JAPAN |
当時のカタログより
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