21. ヘソ形目覚 【TINE(タイン)】
資料 1
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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タイン時計製造会社(大阪市) | 大正末〜昭和初期 | 最大直径12.5 p | 毎日巻き、目覚付、 真鍮胴ニッケルメッキ枠、 紙製文字板 |
タイン時計の製品には、置時計・天府振の掛時計と懐中時計(EARTH:アース)があります。 大正12年9月の関東大震災で精工舎が壊滅的被害を受けて全国的に目覚時計が不足したため一時目覚の生産を優先したそうですが、 生産数がどの程度であったか不明で、実物は今となってはなかなか見ることができません。
TINEの社名は創業者の4人の頭文字を組合わせたものですが、 英語で鹿の角やフォークなどの歯の意味があり、商標はそのあたりを連想させます。
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機械には商標とTINEの刻印あり。 目覚のON/OFF機構が特徴的で、管制車の下の押バネと小さな管制車バネで挺を制御しています。(写真10参照)
資料 2 TAINの文字が見えにくい・・・
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資料1と文字板が微妙に違うタイプです。 資料1ではTAINの文字がスモセコのサブダイヤル上にありますが、こちらは目安ダイヤルの下にあり、 時針・分針のハカマ部分に隠れてほとんど見えません。 配置的には失敗バージョンと思いますので、おそらくこちらのほうが古いのではないかと推測します。 機械には違いはないようです。
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