3. 碁石色エトウ 【精工舎】
資料 1
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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精工舎 SEIKOSHA |
大正初期から大正中期まで? | 最大直径12.5 p |
毎日巻き、目覚付 真鍮胴ニッケルメッキ枠(Brass Case Nickeled) 鳳凰金具付紙製文字板 |
「碁石色エトウ」という名称です。碁石の数字の色付き文字板ということでしょうか。 碁石と表現したかはわかりませんが、懐中時計の文字板にはよくある意匠です。 文字板のくり貫き方を良く見ると鳳凰金具付エトウに意匠が似ていますし、カタログでは二つ並んで掲載されていますので、 兄弟のような存在と思います。 大正初期にはカタログに登場していますが、この時計の機械は大正中期の特徴を呈しているため数年間は製造されたものと考えます。
機械の構造は特殊な部分はなく一般のヘソ目のもので、鍵Sの刻印がある大正中期のものです。
資料 2
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文字板の碁石が違うバージョンです。 資料1は碁石が金色で文字が白抜きですが、こちらは碁石が銀色で文字が黒です。 機械はこちらも鍵Sの刻印がある大正中期のものなので、色違いが同時に販売されていたのかもしれません。 大正時代はカラーのカタログがありませんので、 こういった実物からの確認は必要ですね。
当時のカタログから
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