10. TINE頭丸形目覚木製 【タイン時計製造会社】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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タイン時計製造会社(大阪市) | 大正末〜昭和初期 |
高19.5 p 幅14.5 p |
毎日巻き、目覚付、 木製枠マホガニー塗、 金属文字板 |
タインの木製頭丸形の目覚時計です。 木枠はマホガニー塗とオーク塗の二種類があり、これは明るめの色なのでマホガニー塗のほうではないかと思います。 文字板は真鍮板をに金色のメッキを施したもので独特の雰囲気があります。 ガラスも厚目で真鍮製のガラス縁もこのクラスの時計にしては丁寧なつくりです。 当時の値段は一個五円ちょうどでした。
当時の資料を見ると、タインの木製目覚には旭形もあったようですが、旭形は一度も見たことがありません。
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機械はヘソ目の機械を流用した内鈴目覚で、左下にタインの商標があります。 目覚の音は、鈴が小さいため甲高い可愛らしい感じ。 文字板、ガラス、ガラス縁は写真8のようにゴトクに3本のネジで固定したあと、 木製枠に表側からすっぽりと嵌め込み、裏蓋のナットで固定します。