6. 木胴毎日巻目覚付 【精工舎】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
精工舎 SEIKOSHA |
明治末〜大正 | 文字板径五吋半 |
毎日巻き、目覚付 木胴 |
でたーー、木胴目覚!!その名の通り、胴が木製の毎日捲き目覚で愛嬌たっぷりですね。
ヘソ形目覚と同様にこの時計も元祖は独逸です。
ユンハンス製品等からデザインや各部の構造を学んだ(コピーした?)ようです。
大きさは大形・中形・小形とありますが、上の写真のものが大形で下が小形です。
高さは、上の環の上縁までで、大形が24.5cm、小形が20cmです。
大形は、機械がヘソ目と同じ機械ですから、打ち玉棒がとても長くなっています。
機械には鍵Sの刻印があり、ゴトクは鉄板のプレス。裏蓋は、真鍮製で裏から見ると顔に見えます。
小形の方は、機械が少し小さくメーカーの刻印なし。ゴトクはプレス。裏蓋は、鉄に金メッキのようです。
大きさの違い(明治41年7月精工舎カタログより)
- 大形 文字板径五吋半 金 三円
- 中形 文字板径四吋半 金 ニ円六十銭
- 小形 文字板径四吋 金 ニ円十銭
小形 文字板径四吋
![]() 文字板はオリジナルではありません |
![]() 扇S印の文字板、木枠は再塗装 |
ユンハンスのカタログから
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この画像は、明治頃のドイツ語のユンハンスカタログからの抜粋です。
精工舎の木胴そっくり。んー、やっぱりこの木胴君もドイツの真似だったんですね〜。
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