7. ORIENTAL TIMER 【オリエンタル写真工業】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
オリエンタル写真工業株式会社 機械は株式会社鶴巻時計店英工舎製 |
昭和初期 | 最大直径12.5 p | 毎日巻き、真鍮胴ニッケルメッキ枠、 紙製文字板 |
写真の感光材料の国産化を志した菊池東陽が渡米して感光乳剤の製法を完成、帰国して1919年(大正8年)にオリエンタル写真工業株式会社を設立。 所在地は、東京府豊多摩郡落合村字葛ヶ谷660(現在の東京都新宿区西落合2-18)。 1924年(大正13年)には、フォトタイムス社を設置し写真の啓蒙活動を推進、1929年(昭和4年)には、オリエンタル写真学校を開設、写真家や技術者の育成を行なっている。
このオリエンタルタイマーのベースは英工舎のヘソ形目覚時計であり、英工舎が滝野川本社で目覚・置時計の製造を開始したは昭和2年であることから、 時代は戦前の昭和初期と考えられる。 堂々とタイマーと謳っているのに実はタイマー機構はなく、ヘソ目の打方機構を取り払って秒針を大きくしただけ、 超基本機能しか備わっていないことからこれがオリエンタルフォトタイマーのファーストモデルと考えられる。
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英工舎のヘソ目はTSU印と廉価版のコマ印と二種類がありますが、このタイマーはTSU印のしっかりとした機械を使っています。 特製とありますが、機械に特別な部分は一切なく、ヘソ目の打方の部品がついていないだけです。 これが、二世代目にどう進化したかは、次頁の ORIENTAL PHOTO TIMER を参照ください。
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