14. 高度計付 - YANAGI
高度計付
ANEROID BAROMETER
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Manufacturer |
Date of Object |
Dimensions |
YANAGI GAUGE & INSTRUMENT MFG. CO., LTD.
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March, 1980
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24.0 x 9.5 cm
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この気圧計は精密型よりもケースの作りが重厚かもしれません。
壁面に埋め込んで取り付けるタイプのように見えますが、
もしかしたら専用のケースに入って特殊なマウントをしていたのかも。
目盛盤は3つの目盛りがあり、一番外周は通常の気圧をmbarで示すもの。
内側の2つは標準大気の各気圧が示すべき高度、すなわち気圧高度が目盛られています。
気圧計として使用するか高度計として使用するかを選択し、用途に応じて針の位置を合わせて測定するようです。
写真は気圧測定状態です。
高度計として使用する場合は裏面にある調整ネジで針の位置を高度にあわせます。
ちなみに気圧高度は1013.3mbar 気温15.0℃を0メートルとしてこの面からの高度になっているので海面気圧が1013.3mbarと異なるときは、
その気圧差に対応する高度の補正が必要です。
気圧差1mbarに対応する高度は約8メートル、これを意識して針をセットします。
で、この目盛盤では高度は800メートルまでしか刻まれていません。どのような用途で使用したものなのか・・・?
ムーブメント
Movement
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上記の気圧、高度切り替えを可能にしている機構が御覧のものです。
気圧測定エレメントの精度に影響を出さずに針の位置を大幅変更できるようにしている点がミソ。
空ごうを籠状の器にいれてその位置を上下に変更できるようにしています。
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