16. ヨット用 大田計器
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Manufacturer | Date of Object | Dimensions |
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OTA KEIKI SEISAKUSHO TOKYO, JAPAN. | 昭和初期(推定) | 17.0 x 5.0 cm |
大田計器の気圧計としては初期のものと思われます。 小船取り付け用として特に設計されたもので、ヨット、モーターボートなどに使用することを想定した製品です。 当時のカタログをみると船体に固定するために、「フロント・フレンチ附トセラレタリ」とあります。 英国メーソン社製に同様のものがあり、それを模倣した製品と思われます。 バロメーターとか気圧計とか書かずに、いきなり「単位粍(ミリメートル)」という表記がいいですね。
ケースは分厚い鉄製、ガラスは面取硝子です。鉄製ケースはまるでフライパンのようで分解したら目玉焼きが作れそうな感じでした。(笑)
ムーブメントと目盛盤
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機械は特筆すべきところはありませんので、実際に船で使用したら動揺等による加速度誤差で当てにならない数値を示すでしょう。 目盛盤は本物の鏡が組み込まれています。裏を見ると手作業で頑張って付けたことが確認できます。 温度計は水銀でレトロな雰囲気ですね。 目盛盤の裏側にあるオレンジ色の板が鏡です。
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