4. 壁掛け気圧計 AIKOKU
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Manufacturer | Date of Object | Dimensions |
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株式会社愛国精器製作所 | 昭和20年代(推定) | 18.5 x 5.2 cm |
AIKOKU(愛国)ブランドですが製造は株式会社愛国精器製作所です。 商標は帝国時計に雰囲気が良く似ていますが、帝国時計との関連の有無はわかりません。 時代は戦後、昭和20年代の前半でしょうか。
長年潮風にさらされていたのでしょうか、入手したときは錆がひどく朽ち果てる寸前という状態でした。 特に背板部分は鉄板なので錆がひどく元の色は全くわかりませんでした。一時間くらいゴシゴシと錆を落とした後に銀色の錆止め塗料で仕上げました。 ガラスは面取りですが、表面がゆらゆらとした平らでない古いガラスで、面取りはなんと手加工でやってあります。 もしかしたら、オリジナルのガラスが割れて古いガラスで作り直したのかもしれません。そうだとしたら修理した職人さんは大変な拘り様です。
目盛盤はアルミ製で腐蝕が進んでいます。裏側には鉛筆書きで「112」とありました。 メンテナンス後に指針を取り付けながらこの目盛盤をジーッと見ていたらなんか気持ち悪いんですよ、この目盛り。 気持ち悪さの原因は目盛りの微妙なズレでした。 本来は1013.25mb(hPa)= 760 トルで書いてくれないと・・・なんですが、 ちょっとズレていて1012mb(hPa)= 760 トルくらいの感じになっています。
ムーブメント
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空ごうまで緑色に塗られたムーブメント。国産と思われます。出来は悪くないです。 ケースの内側はクリーム色に塗られていました。 しかし壁に固定する穴から水が侵入して内部に溜まった形跡があり錆が酷かったので銀色に塗りなおしました。
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