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修理の例

1. 一般的なアネロイド気圧計の簡易メンテナンス

動きのシブい気圧計

外観からの確認

置きタイプのアネロイドバロメーターです。HCKBの組み合わせのロゴがありますが、メーカーは不明。 目盛盤の直径は3.5センチ程度の小型です。動いてはいるのですが、示針の動きがシブいといいますか、たまに手でコツコツと振動を与えないと動かないとか、 動いたと思ったら、針が一度に沢山ビョーンと動いたり、そんな感じで信用できないヤツでした。

裏蓋と塵除けを外す

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機械を取り出す

  1. 目盛盤を外す

    ガラス縁の3本の木ネジを外すとガラスが外れました、目盛盤は針を曲げないように注意して抜き取ります。(写真は機械を取外した後です)

  2. 機械を外す

    裏側の3本のマイナスネジを外すと、機械が外れました。

  3. もともとの木枠の色

    目盛盤の下は、とても濃い茶色です。数十年前は木枠全体が濃茶だったようですね。

  4. 塵除けを外す

    塵除けと呼ばれる枠を外します。押し込んで何箇所かちょっと曲げてあるだけなので、少しずつ手で引っ張ったら外れました。

虫を取り除いて!?注油

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ヒゲに虫が挟まっていた!

  1. 原因は虫でした

    機械を取り出して、キズ見でジーっとみたら、なんとヒゲゼンマイと鎖に虫が挟まっています。 動きが変だったのはこの虫が悪さしていのですね。・・・取り除きます。

  2. 注油

    ゴミを取り除き、要所に注油します。

  3. 塵除けを取り付ける

    ピンセットで若干広げながら取り付けます。

  4. 目盛盤とガラス縁を取り付ける

    ガラスに付いている金色の針が固着して動かなくなっていたので。ガラスを洗浄し中央にチョッと油を差しておきました。

違いがわかりませんが、一応メンテ後の姿です

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