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高度計 Altimeter

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高度計

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K.Hattori & Co
二吋半

E.R.WATTS & SON LONDON

T.A.REYNOLDS & Co LONDON

無名寒暖計付

SALMOIRAGHI
二吋

Sugihara & Co.
二吋半

メイソン
二吋半

無名二吋半(英)

Otto Bohne Nachf
二吋

メイソン測量用
三吋

メイソン測量用
五吋

K.Hattori & Co
測量用三吋

柳製作所
携帯気圧計

大田計器
三吋

玉屋商店
二吋半

Aviation Tycos
Type "C"

気圧と高度

気圧は高所ほど低くなっている。また高山では少し運動をしても息苦しくなることから分かるように、高所ほど空気が希薄になっている。 大気は自身の重みで地表面および大気中にあるあらゆる物を圧しているが、この「あらゆる物」の中には空気そのものも含まれるのであって、 地表上の空気の層は、それよりも上方にある気層の重さで圧されている。 そのため下の気層の空気は容積を減じて自身の圧力を増し、丁度上の気層の作用する圧力と等しい圧力となるまで圧縮されてつり合う。 この時の圧力がその気層における気圧で、上に積み重なっている気層の重さに等しい。 従って高所ほど、それより上方にある気層の重さが減ずるので気圧は低く、また 圧縮される度合いも減ずるために空気は希薄になる。 もしも空気が圧縮されることがなくて上層も下層も皆同じ密度であるならば、気圧は高度に反比例して減ずるはずであるが、 高所の空気ほど密度が小さいため減少の割合は一層速やかになる。 各高度における気温を実際に近い値に仮定して気温の影響をも考慮し、高度と気圧の関係を求めたのが測高公式である。 この関係を利用してアネロイド気圧計に高度目盛りを付したのが高度計である。

参考文献:「気象の辞典 ENCYCLOPEDIA OF METEOLOGY」
昭和29年、東京堂

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