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明治の時計塔

19. 時報鐘楼(群馬県伊勢崎市)

実科女学校及び時計台(伊勢崎名勝)

大正

旧時報鐘楼として現在も伊勢崎市民に愛されているこの建造物は、 大正4年(1915年)に横浜の薬種商で伊勢崎出身の小林桂助氏が寄付した群馬県内最古の鉄筋コンクリート建造物です。 浅草の凌雲閣をお手本にして凌雲閣と同じレンガと木で作り、レンガは茶、塔は白、屋根は青だったそうですが、 第二次世界大戦で塔屋部は消失してしまい、平成2年に復元されました。

伊勢崎の政治・経済の中心地に時を告げるために造られた塔で、 絵葉書には「時計塔」とありますが、楼上部に中台寺の釣鐘を移転して、大正から昭和初期にかけて時を告げていたとのこと。 時代的には時計があったと思われがちですが、時計が時を告げた歴史はありません。

時報鐘楼

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