14. 近亀時計店時計塔(埼玉県川越市)
絵葉書
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ないものハない
「きんかめ」という時計店の時計台が描かれている明治後期の葉書。 近亀時計店は、明治2年の創業で、創業者は葉書にある原田安太郎氏です。 時計台は明治30年代後半に店の屋根の上に取り付けたものだとか。
時計の機械はどんなものであったのか謎ですが、三方時計になっていて、 通りと反対側が扉になっており、そこからメンテ等をしていたそうです。 しかし、時計台からの雨漏りがひどく、昭和元年に取り壊したとのこと。
その後、店舗は昭和初期にゴシック調のモルタル造りに立て替えられ、お店はなおも盛業中です。
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封筒 木版絵入
![]() 外観上から中の絵が透けて見える |
![]() 中の封筒表裏「ないものはない」のキャッチコピーあり |
中袋の方に懐中時計などの木版の絵が入り、外袋が薄くできてるので透けて絵柄が見えると言うお洒落な優れものです。
「武州川越鍛治町」とあります。 鍛治町の名は、天文の頃(1532〜1558)に相模国からやってきた平井氏とその弟子たちが住みつき十二軒の鍛冶屋が店を並べていた事にあると云われ、 江戸時代までは戦の道具を作っていた場所だそうです。
参考文献 川越歴史博物館 http://www.kawagoe-rekishi.com
小江戸 川越
江戸時代に川越藩の城下町として栄え、「小江戸」の愛称で親しまれてきた川越には、歴史深い町並みの風景が多く残っている。 明治26年に大火に見舞われた際、蔵が燃え残っていることを参考に防火町として蔵造りを志向して再興にあたったため、 今では「蔵造り町」として観光名所となっている。
川越駅から北へ向うと一番街に蔵造りの風景が広がる。 川越のシンボルである「時の鐘」や「川越歴史博物館」など見どころもたくさんあって散歩にも最適。 毎月、成田山別院境内で骨董市が開催されているので、それにあわせて出かけてみたらいかがでしょうか。
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