10. 新編西洋時計輯覧(明治初期)
西洋の定時法と日本の慣習的不定時法の違いを時計の時刻の見方を通して解説された用例集。 日時計の図と解説付き。
改暦は明治6年ですので、早い時期からこうした啓発書が出されていた事は驚きですが、 まだ西洋時計を見た事もない人が多い時代ですから、これだけのチラシで理解するのは容易ではなかったと思います。 今、我々が旧暦の不定時法に戻ったら?と考えると少しはその大変さと混乱ぶりが理解できるでしょうか?
日時計
当たり前の事を文字で解説するのはかえって混乱しそうですが、 最初は時刻の呼び名も第一字時などいと言っていたようでなおさらです。 新しもの好きが物珍しさに飛びついたものだったのでしょう。
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