13. 萬国時計 【今岡時計店】
資料 1
萬国時計
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メーカー |
製造年代 |
大きさ |
仕様・備考 |
今岡時計店 (大阪市)
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大正時代
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掛時計は玉振・八日巻き、置時計は数回打目覚付
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世界八ヶ国、九ヶ都市の時刻が一台の時計で一目瞭然という萬国時計。
大阪の今岡時計店が販売していたものです。
(九都市 = 東京・北京・モスクワ・スイス・ベルリン・パリ・ロンドン・ニューヨーク・サンフランシスコ)
掛時計、置時計、目覚まし時計とあり、掛け時計はその大きさが12、16、18、24吋と四種類ありました。
24吋はド迫力でしょうね。
機械は瑞西ゼネバのネシート時計会社製とあります。
説明書
世界的発明品 専売特許 萬国時計
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発明者 理学士 橋本 光
発売元 大阪市平野区東町二丁目
瑞西ネシート時計会社東洋総代理店
今岡時計店
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資料 2
萬国時計 表:東京正午十二時比較表
39×27cm
萬国時計は第五回内国勧業博覧会に初めて輸入せられしも取り扱いの不便と価格数千円なる為一般向として使用せざるなり
而弊店は時代の進化に随ひ其必要を痛切に感じ民衆化を主眼として価格の低廉使用の簡易に努めし結果漸く完成し目下好評嘖々たり。
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萬国時計 裏:教授用(掲示用時計模型形針自由に廻転)
教授用萬国時計発売
・・・教授用模型形を作製し一般学校に極めて明確に出来る様作成し広く提供せんとしました
是非此際御求め下され度製作に限り有之候段学校以外には御求めに応じ難く個数も制限致し居り候間此際直ぐ御注文下され度候
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萬国時計の出自と発展経緯が分かる資料です。しかし数千円とはチョット誇大広告?
学校教育用に機械の無い模型も作製していたのですね。
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