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変形型 掛時計

6. 額縁鏡時計 【S.MIZU】

目玉が白黒動くスター時計

メーカー 製造年代 大きさ 仕様・備考
S.MIZU
(名古屋)
メーカーは不明
昭和初期(推定) --- 毎日捲き、実用新案第2034号

「美人の目玉が白黒動くスター時計。 優美なる鏡の中のキネマスターが実物の様に目を動かして居ります」

こんな謳い文句で販売されていた時計で、日巻の機械に連動して右のブロマイド写真のスターの目玉が右の方に流し目風に動きます。 時計の裏側を見ると、時計の文字板とブロマイドをはめ込むところの鏡が抜いて有ります。 鏡の裏に時計を取り付ける板を敷いて、右側に機械、左に目玉を動かす仕掛けが有ります。 ブロマイドの目玉の部分を切り抜いておいて、裏に細長い短冊形の紙の上に目玉を書き込み、機械の四番車にピンを立てて、 その上に目玉を書いた短冊状の紙を動かすアームを乗っけて連動させ、流し目風に目玉を左から右へ動かします。 右端まで来るとアームがピンから外れて一気に左端に目玉が戻ります。それのくり返しです。

機械を止める裏板にはいずれも漢数字が書かれているようです。(この場合は二九) 安っぽい国内外の女優のブロマイドが使われていますが、この女優は誰かは残念ながら分かりません。 ご存知の方がいたら教えてください。

外箱はラワンのような木に塗装仕上げ。鏡は表面が波打ったり、気泡が入ったりした時代なりの出来です。 額縁仕立ての表面外周模様は昔通りの石膏を盛り上げたような仕上げ方法で、それゆえ表面が欠けたり、 脱落してるものも多く、この時計の弱点でも有ります。 この見本は大変状態の良い方です。

最近出回っているリプロはまずこの額縁仕上げが石膏盛り上げではなく、似たような模様を木に彫刻して、 時代塗装してあります。目玉の動きも右から左へ急速に戻るタイプではないようです。 機械の特徴、箱の特徴をよく把握してください。オリジナルの特に額縁部分は少しの当たりでも欠けて、石膏地が出て きますので白く変色した部分がどこかに見えます。箱の型も三角など変形額が色々有ります。 又附属の掛け鎖もオリジナルは独特の全て同様のものです。

リプロはご丁寧に文字板に精工舎のトレードマークと精工舎とローマ字の社名が入っています。 精工舎はこういうものは作っていませんし、精工舎の機械だけが流用されたと言う事でもないようです。 全てが新しいリプロダクションです。

機械の構造

時計とからくり

右側に機械、左に目玉を動かす仕掛けがある

アームを動かすピン

スター時計各種

右から、1号、2号、3号

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