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時計絵葉書

23. 猫と置時計

猫と置時計

イギリス 1909年

1909年のイギリスの絵葉書(ドイツ印刷)です。 ドイツ印刷ですから置時計はドイツ製の筒胴型と思いましたが、文字板をよく見ると"Seth Thomas U.S.A."とも読めるような・・・気がします。

さて、質問です。「猫さんの足元の置時計は動いているでしょうか?」

約100年前に、その姿がこの絵葉書に閉じ込められた瞬間に、置時計が動いていたか? ということですが、 私は「動いていた」と見ます。その理由は、猫の瞳です。 猫は「眼中瞳に時を分つ」と言われますが、瞳孔が太陽の動き・明かるさによって細くなったり太くなったりします。 瞳の変化の仕方は、江戸時代の国学者 谷川 士清(たにかわ ことすが,1709 - 1776)が次のように表現しています。

六ツ丸く四八瓜さね五と七と玉子なりにて九ツは針  「和訓栞(わくんしおり)」

四八瓜さねとは、江戸の「四ツ(朝10時と夜10時)」と「八ツ(夜中の2時と午後2時)」の時は、 猫の目は「瓜さね=瞳が細長い状態」であると言ってます。 置時計の指針は「1時30分」、猫の瞳は瓜さね、一致するじゃないですか〜。だから時計は動いている。 ハイ、もちろん思い込み・・・ですが。

瞳は、「瓜さね」

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