19. 国勢調査の絵葉書
国勢調査の歴史
日本では1947年(昭和22年)に施行された統計法に基いて政府が全国民について行う人口に関する調査をいうが、 戦前は1902年(明治35年)に公布された国勢調査ニ関スル法律にもとづいて1920年(大正9年)10月1日に第一回の国勢調査が実施された。 その後10年毎に大規模調査、中間の5年毎に簡易調査が実施されてきた。
エンカルタ百科事典から一部引用
10月1日は国勢調査の日です。
第一回の国勢調査は大正9年に実施され、記念切手が発行され、多くの記念絵葉書も売り出されたようです。
記念絵葉書には12時を指した時計の図柄も多いのでご紹介します。
アールヌーボー、デコ調と神武天皇などの取り合わせが時代を感じますね。
第一回国勢調査 大正9年
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9枚目は、地球の上に神武天皇と金色に輝く鳶です。 地球が総体振り時計のボールに見えます。
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各地に絵葉書の発行所があったようです。
昭和5年 国勢調査
昭和10年 国勢調査
第一回国勢調査の記念時計
天使の左手に小さな矢を持った「矢持 第814号」で5円玉文字板の古いタイプのものです。
裏の台座に「贈 第一回国勢調査員 豊丘村」と読めるプレートが貼られています。
第一回の国勢調査に協力した国勢調査員の労を記念して村が配ったと言う意味でしょう。
この古い時代に左から右に書かれた文字と長野県下伊那郡豊丘村と思われる豊丘村のホームページにある村の歴史の時代が
今ひとつ重ならないのが謎ですが、第一回の国勢調査の大正9年と時計は合っている様に思われますし、
プレートもそれほど不自然さが無いので第一回国勢調査記念時計と認定しました。
全国に同じ時計が配られたかは不明です。
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