8. 数回打目覚 PRINCE 【村松時計】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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合資会社 村松時計製作所 (東京市豊島区) |
大正末〜昭和初期 | 本体直径11cm | 毎日巻き、目覚付(間欠式)、 真鍮にニッケルメッキしたケース、 裏蓋は鉄製、 金属文字板 |
懐中時計プリンス16型、腕時計はキーフォードを製出した村松時計製作所製の目覚時計「プリンス」です。
ころっとした枠と銀色の金属エトが特徴で高級感と可愛らしさが魅力です。
国産らしからぬ雰囲気ですが、ドイツのマウテあたりをお手本にしているのかも知れません。
機械は小ぶりでよくまとまった設計ですが、工作精度はあまりよくありません。
天輪は明治・大正期のドイツ製ヘソ目に見られるような大きい天輪でこれが特徴的です。
おそらく輸入部品だと思います。
側は大型と小型の二種があり、大型は枠の直径が11cmで文字板の数字は凹面加工されています。 小型の方は枠の直径が9.5cmで文字板の数字は凹面加工無く印刷のみです。
文字板のデザインはいくつか種類があるようで「ALARM REPEATER Prince」とあるものや、「ALARM REPEATER」だけで Princeの文字の無いものもあります。
また、目安針の摘まみは、ネジ式と剣回しと同様な差込があり、後者のほうが先に作られた製品と思われます。
高級感ある凹面加工の文字板 |
機械刻印は「2」のみ |
小型(直径9.5cm)
文字板の数字外周の★がお茶目 |
機械 |
資料提供 : Konさん
広告より抜粋
9. 数回打目覚 【東洋時計】
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
東洋時計株式会社 (東京) |
昭和初期? |
本体直径11cm 奥行き5cm |
毎日巻き 目覚付(間欠式) 真鍮にニッケルメッキしたケース、 裏蓋は鉄製 紙製文字板 |
この時計は文字板に「INTERMITTENT」や「ALARM REPEATER」という表記はありませんが、バラしてみたら間欠式ベルでした。
変わった形のブルースチールの針に紙文字板と戦前のスタイルですが、機械の工作精度が精工舎のより良いので
時代はもう少し新しく戦後のものかもしれません。
裏蓋の止ネジは埋め込みタイプで、裏蓋の表面に飛び出ないようにようになっています。
文字板は紙製で、数字は東洋時計独特の特徴ある字体となっています。
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