14. 数回打目覚 【メーカー不明】
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メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
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メーカー不明 (鍵Kマーク) |
戦後すぐの頃? | 本体直径11cm |
毎日巻き 目覚付(間欠式) ケース、裏蓋ともにアルミ製、 ゴトクは鉄 機械は何もマークなし 紙製文字板 |
戦後にあまったジュラルミンやアルミでバケツ、やかん、アイロンなどを作ったと聞いたことがありますが この目覚ましもその仲間でしょうか?本体、裏蓋ともアルミでできた軽いやつです。 時代のわりに古めかしいスタイルでなかなか気に入っています。
ところで、この時計の文字板をじーーっと見てください。 不思議というか珍しいところがひとつあるのですがおわかりになりますか??
そう、四時の文字が「W」になってるんですね〜。ローマ数字の時計の文字板には、まず例外なくWのかわり にVにTを足したTTTTを使うと時の研究家のなんとかさんが本に書いてました。 この時計を見ながら「例外があるじゃないか〜」とにんまりしている私は変?? ところで、時計の文字板にTTTTが使われるようになったのは、フランスのシャルルX世が14世紀に宮廷の塔時計を作らせたときに、 建設中の時計のXを見て自分の称号と同じXからTを引くのは縁起が悪いといってTTTTに改めさせたのがはじまりとか・・・ はじまりはどうあれ、バランス的にはTTTTの方がかっこいいかな〜
文字板の商標は、明治後期の林市兵衛時代の名古屋松山町の林時計製造所のものに似ていますが、おそらく林とは関係ないでしょう。
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