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おもちゃ・日用品

18. 鉛面子(なまりめんこ)

鉛面子(なまりめんこ)

明治時代

メンコと言えば子供の頃ら紙のメンコで遊んだ記憶を思い出しますが、 そのルーツは江戸時代に面型に粘土を詰めて焼いた泥面子にあります。

明治維新を迎えると泥面子に取って代わって、写真のように鉛でできた鉛面子の流行が始まり、 明治12〜13年頃には量産化され爆発的に普及しました。 しかし、鉛の日用品の普及は鉛中毒事件を引き起こすことになり、明治33年には鉛の玩具への使用が規制されました。 これにより、鉛めんこは発売禁止とされ、既存の製品も市場から回収されて姿を消し、紙製の紙めんこが主流となりました。

参考 ウィキペディア

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鉛面子 時計型各種

懐中時計、掛時計(四ツ丸、八角、頭丸、ふくろう)

鉛面子は、円形が主流で、四角いものなど様々な形のものがあったようですが、 時計だけでこれだけ数が揃うとなかなかの資料的価値です。 流行が明治10〜30年代の前半ですので、当時憧れだった懐中時計と掛時計の形が確認できます。 なかでもふくろう型の時計は国内で流行する以前のものであり、珍品かも知れません。

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