4. 金魚時計 GOLDFISH CLOCK 【尾張時計】
メーカー | 製造年代 | 大きさ | 仕様・備考 |
---|---|---|---|
尾張時計株式会社 矢田工場 (名古屋市東区矢田町) |
昭和25〜27年頃 |
高さ20cm 幅14cm(台含む) |
毎日巻き |
「きんぎょ〜え、きんぎょ〜」珍品!尾張時計の金魚時計です。
これぞ日本の金魚時計というスタイル、そしてスゴイのが本当に水を入れて使うのです。(詳細は下の御使用に就いてを見てください)
ゼンマイの鍵穴は上部にあり、上の写真は巻き鍵を差し込んだ状態です。
尾張時計は、戦後昭和24年に本社を矢田工場に移し、矢田工場ではもっぱら掛時計と観賞用置時計の製造をしていました。
時計本体の裏面の番号 |
木製の台に鍵を収納 |
箱・説明書と本体一式
箱の説明
金魚時計 = 御使用に就いて =
金魚鉢に水を入れる分量は上部の機械部分が濡れない程度にして下さい。
金魚は水に良く濡れる迄沈みませんので良く水にひたして下さい。
時間を合わして頂く時は最上部にある摘みを回し固定している剣に合わしてください。
金魚並に鉢を御使用にならない時は上部の機械部分のみにて普通の置時計として即座に御使用頂けます
御使用の上暫く保存される時は外面を良く拭いて頂くと共に内部機械の各接続部分の水分を採る為に全舞を全部巻いて保存して下さい。
金魚は棹に取り付けたまま紙に包み藻は水分を良く切って別の紙で包んで下さい。
尚金魚・藻・鉢等が故障の節は本品お求めの時計店にて替品をお買い下さい。
名古屋 尾張時計株式会社 製造
金魚時計御使用に就いて(和文) |
GOLDFISH CLOCK |
付属のプレート
金魚が時を知らせる |
金魚時計写真提供:タイムワールドさん
当時の広告
金魚時計(二匹の金魚が泳いでいる)
尾張時計の新製品
巷の時計業者が新製品の考案作成に大わらはのとき、老舗尾張時計ではこれまでも数々の新型を発売好評を博して居たが 此の度又々 "金魚時計" を完成発売することになった。 斬新なカットグラスの鉢の中水をたたえた藻の間を雌雄の金魚が秒速に合わせてゆうゆう泳ぎ廻ると 蓋部に取り付けてある時表に時を示すと言う新規奇抜な工藝時計で見る人の目をみはらせ誰でも一つは欲しくなる逸品、 それに夏場にマッチする清新な品位はいろいろ喝采を博するものと大いに期待されてい居る。
PR
前頁 ・ 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 / 17 / 18 / ・ 次頁