高度計 Altimeter

8. Barometer Altimeter 二吋半　【メイソン】

資料 1

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COMPENSATED

SHORT & MASON.
LONDON
TYCOS

サンフランシスコのアドルフ・リーツカンパニーが販売したショート・アンド・メイソンの径二吋半、高度目盛8,000フィートです。 専用ケースに入っていたため、側の金メッキがきれいに残っています。 日本国内から出てきましたが、どういった経緯で持ち込まれたのでしょうか。

1921年のテスト証明書

THE A. LIETZ CO.
MANUFACTURERS OF
SURVEYING
AND
NAUTICAL
INSTRUMENTS
DRAWING MATERIALS

資料 2

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SHORT & MASON.
LONDON
TYCOS

資料1と同じ径二吋半、高度目盛8,000フィートです。 時代はこちらのほうが古そうです。 ムーブメントには1922年の修理履歴がありますが、おそらく日本国内で修理したものではないでしょう。

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SHORT & MASON.
LONDON
TYCOS

外装はかなり使い込んだ感がありますが、ムーブメントのコンディションは良いです。

資料 3

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TYCOS
SHORT & MASON.
LONDON

資料1、2と同じ径二吋半、高度目盛2,500メートルです。 ムーブメントは資料2と同じですが、こちらはSHORT & MASON製を示す「S&Mの刻印」があります。（写真4参照）

当時の資料

山岳用アネロイド晴雨計

Aneroid Mountain Barometers

大田計器製作所　型録　第五版
昭和4年6月

メイソンの高度計は国内では大田計器が扱っていました。 当時は気圧計は国産化されていたものの、まだ国産メーカーには高度計を製造する技術がなく輸入品を販売していたようです。

本器は、前記アネロイド晴雨計と同一構造にて、専ら山岳高低測量に供す、 時計形にして、目盛は気圧及高さに換算せられたる目盛をなし、高低を直接指示する装置にして、 登山者及測量者の使用に供す。

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