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時計錦絵

14. 新版開化萬物双六

新版開化萬物双六

明治15年12月15日御届
57x66cm、櫻斎房種筆、木版色摺

明治初期外国のハイカラな輸入商品を中心とした洋品雑貨屋を唐物屋(とうぶつや)と呼びました。 開化期の新商売や新しい風俗を描いた錦絵双六にその様子がうかがえます。

振りだしは鉄道馬車、上がりは宮中風、牛肉屋、人力車、自転車、蒸気車・・・ などの中に唐物屋が有りその絵の中にはランプや帽子、こうもり傘の後ろに時計らしき振り子が見える。 時計屋も増えつつあったがそれは都会で多くの地方ではこのような西洋品を唐物屋と呼ばれる西洋小間物屋が扱っていた。

歌川 房種

歌川貞房(初代国貞の門人)の門下。姓は村井氏、名は静馬。櫻斎、一笑斎、一瓢斎等と号す。 安政年間から明治30年頃に活躍した人で、近江八景のシリーズが名高く、明治期には「東京名勝」などの風俗画や西南戦争関係、 その他小説や新聞の挿絵を描いてる。

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